三月から始めた
夫実家の片付けは

物置と化した
家業のワンフロア

ちょっとした広さと
なかなかの量
根深い歴史

まずは
散らばっている
ものたちを

引っ張り出し
ひとまとめして

とにかく
分ける 分ける

収納箱もたくさん
あるが

むやみに残さず
厳選がいい

重ねられる
コンテナは

頑丈で
頼もしく

残すもの
危険なもの

しっかり選り分け
キープ





カオスなりにも
三月 四月と

確実に進み
ここから先は

父母との確認が
必須なゾーン

何が 必要か 不要か
何が 思い出か 地雷か

まったく
分からない

でも
そこにある全てが
この家の

“ 思い出 ” には
違いない

今がどんな状況に
あろうとも

ものを扱うとき
肝に銘じる







しかし頭で
分かっていても

分からない故の
じりじり

すっきりとは
いかない日もあり

頭を冷やすのに
近くの喫茶店へ

しばらく
チケットや
ポイントカード類は

増やさないように
していたけれど

今回は特別に
購入

片づけのたびに
一服

このチケットが
減る頃

なくなる頃

きっと何か
片づいている

そんなことを
思い浮かべて

出かける時
財布に入れる

今週は
四月ラスト
平成ラスト

減っていくチケットと
いつもの一服を

楽しみ
励みに
お片づけ。