実家の両親は
後期高齢者


おかげさまで
元気だが
気になることも
増える年頃


住まいの様子は
というと
昔からものが多い


茶の間には
母が買い集めた
小物が細々あって


窓辺などに
それらを飾る


普段は口を出さない
父も
「 掃除しにくい 」と
本音を漏らす


旅の思い出も
あるものだから


減らそうという
提案も断固拒否


「 捨てる 」など
言語道断


無駄に
正面対決を
繰り返していた



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( 母の家なのだから )と
すっかり諦めた頃


不意に母が
よろけ転んだ


何事もなかったが
散らばった
ものたちを見て


片付けるなら今と
母も承諾



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方法は
「 絶対に捨てない 」


散らばって
あったものを


とにかく まとめて
一箇所に「 仕舞う 」


自分に効果のあった
「 保留箱 」と
同じやり方


ちょうど片付け
空いていた
衣類タンスの
引き出しを


「 飾り物置き場 」とし


全て無くしては
寂しいので


お気に入りを残す


捨てないという
安心感と


ぐっと片付いた
部屋を
気に入った様子で


不思議と
リバウンドもなし


ダンボールに
詰めるのではなく


並べるように
引き出しに
というのが


良かったのかも
知れない


要らぬ
もののように
扱わず


もっと
大切にして欲しいと
思っていたのかと


言い過ぎていた
自分を反省



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それから
一年ほどして


改めて
本格的な
実家断捨離の時


母はそれらを
捨てていいと言った


時間が
必要だったこと


何より
決めるのは
母自身で
あったことに気づき


満を辞しての
断捨離


人それぞれの
片付け方があるが


我が家には
効果絶大だった
「 保留箱 」


今は
手元に残した
お気に入りと


最近の旅のもので
飾られて


快適 安全も
ありがたく


程よく
落ち着く
母の茶の間。





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